最近では家を建築するとなると、2階建ての住居にすることが多いと言われていますが、
昔からある平屋住宅も根強い人気を集めており、長野県の松本市でも依頼が増えています。
首都圏などの都市部や住宅街では、1階のみの住宅だと周りの2階建ての家から丸見えになってしまい、
視線が気になってしまうといった声や、日当たりがあまり良くないといった話が聞かれます。
しかし、ある程度の広さのある土地や隣の家との距離に余裕があれば、平屋住居ならではのメリットが十分に生かせます。
そこで今回は平屋住宅のメリットについてご紹介させていただきます。
□平屋住宅にするメリットその1
第一に挙げられるのが2階建てとは違ってワンフロアの構造なので、動線が短くなり、移動が楽になるという点が挙げられます。
老後のことを考えた時に階段を上り下りせずに日常生活に必要なことをすべてできるということは
超高齢化社会へと突入しているわが国において非常に重要です。
将来バリアフリーにすることも念頭に置くと、平屋の方が2階建てよりもリフォームしやすく、終の棲家と考えても安心できます。
実際のところ子供たちが独立したのち夫婦だけになり、やがて年を取ってから足腰が弱ってくると生活が困難となり、
マンションに引っ越しをしたという方はとても多いと言われています。
老後になっても長年愛着のある家で、暮らしやすい生活を営めるというのはとても幸せなことなのではないでしょうか。
□平屋住宅にするメリットその2
また、階段がない分そのスペースを有効活用でき、家が広く感じられるというのも、平屋ならではのメリットです。
例えば30坪の家であれば、そのうち1.5坪ほどは階段のスペースとなってしまいますが、ワンフロアであれば階段が必要なく、
その分をLDKや部屋に当て充実させることが可能となります。
視線の抜けや奥行き感も出しやすく、実際よりも広い空間を演出することができるわけです。
□平屋住宅にするメリットその3
設計の観点から見ても、平屋は家の高さが抑えられており重心が低くなっているので、
2階建てに比べると構造的に強いというところも魅力の1つです。
地震大国日本に住む私たちにとって、安全安心な住居を確保するというところも大切で、
耐震性を第一に考えるならば条件が許すのであればとても理想的な住宅と言えるのではないでしょうか。
ここ最近ではロフトをつける家も増えており、部屋の天井が高くなって開放感が出せるうえに、
収納部屋や趣味の部屋にしてみたり来客時の客間として使うことが出来るので、空間を無駄なく活用することも可能です。
□まとめ
いかがでしたでしょうか?このようなに平屋住宅にはたくさんのメリットがあります。ぜひ参考にしてみてください。