私たち夫婦が家を建てるにあたって重きをおいたのが、「和風の木造建築」という要素に加え、「家族がなるべく一か所に集まるような仕組み」です。私たち家族は少人数なので、家はこぢんまりとしたものにして、家族がそれぞれどこにいても何となく居場所が分かるような感じがいいと考えました。また、食事をする場所、くつろぐ場所、子どもが勉強する場所をなるべく近くに集めることで、各自が何をしていても自然と近い場所に集まるようにと工夫しました。本棚をたくさん用意したのも、お互いの本を好きなように読んで、会話を楽しみたいというのがありました。
そして、ハウスメーカーや土地を探すのに行き詰っていた頃、ふらっと立ち寄ったのが木族の家さんでした。そのとき田中社長は、突然の訪問にも関わらず私たちの話を真摯に聞いてくださり「(希望する家が)できますよ。」とおっしゃりました。このやり取りが決め手になりました。打ち合わせでは現場管理の和田さんとお話をし、短いスケジュールながらも、私たちの要望(特に収納などの内部造作)を的確に実現してくださりました。その際、飯島さんには幼い子どもの遊び相手をして頂き本当に助かりました。また、現場を訪れたときには、大工さんが手をとめて気さくに応対してくださりました。
家づくりは決めることが多くて大変な面もありましたが、こうしたスタッフの方々のおかげで私たちは楽しい気持ちで家づくりを進めることができ、いい思い出になりました。木族の家の皆さまにこの場を借りて御礼申し上げます。