「木族の家で理想の家が本当に建つのだろうか…」そんな不安が内部造作完了までありました。
なぜなら、木族の家は和風の建築を得意としており、施工履歴の中にも私たちが建てたい「プロバンス風」の家が無かったからです。現在では内部造作、外の塗り壁が終わり、とりあえずホッとしているところです。
初めて木族の事務所に伺った時、田中社長にプロバンス風の家はできますか?と質問したところ、笑顔で「何でもできますよ。どこよりも素敵な家を建ててみせます。」と即答されました。
予算の面でも心配だったのですが、「僕は社長ですから。僕が建てると決めたら採算取れなくてもやりますよ。」とまた笑顔!前例のあまりないプロバンス風でしたが、その笑顔にお任せすることにしました。
家を建て始めて学んだことは、現場に毎日運び、現状を見て疑問点があるならすぐに担当者に確認するべきということ。やはり素人は平面図をみてもなんとなくしか想像できません。実際作っているところを見て「あーー、ここはこんな感じなのね」「あれ、ここはこんんな風になっちゃうの?」なんてことよくありました。想像と違っていたところは、作ってくださった大工さんには本当に申し訳なかったですが、後悔したくないので直して頂きました。
棟梁の坂井さんと息子さんには、そんな我儘にも嫌な顔せず対応していただき感謝感謝でした。
最後になりますが、照明など数多くの施主支給を快く許可してくださった田中社長、ありがとうございました。
担当してくださった和田さん、毎日のように無理難題を与え困らせてしまったかもしれませんが、私ともどもたくさんの経験値を稼げたと思います。そしてサポートしてくださった下里さん、収益にならない私の造作の相談にも真剣に答えてくださって感激しております。こんな素敵な方々のいる木族の家で施工できてよかったと思っています。子供たちも柱を立てさせて頂いたり、家が建つ過程を間近で見ることができ、良い経験、良い思い出ができたと思います。
まだ部屋の珪藻土塗り、造作キッチンが残っていますが、新居での新しい生活を想像しながら最後まで楽しく作業していきたいと思います。