ZEHという言葉をご存知でしょうか?
ZEHというのは、Net Zero Energy Houseの略称であり、消費されるエネルギー量が正味ゼロである住宅を指します。
正味ゼロというのは、住宅の中でエネルギーを創り出し、そのエネルギーを消費して生活するということであり、プラスマイナスゼロという意味です。
つまり、このZEH住宅では、電気代・ガス代がかからないので、光熱費がゼロになるという特徴を持っているのです。
しかし、こうした住宅をつくるとなると高いローンを組むことになるのではないかと心配になりますよね。
そこで今回は、ZEH住宅を建てるにあたっての費用について紹介いたします。
□ZEHにかかる費用とローンについて
ZEH住宅の最も大きな魅力は、光熱費がゼロということです。しかし、気になるのはZEH住宅を建てる費用ですよね。光熱費がゼロになるとはいえ、住宅を建てる初期費用があまりに高ければなかなか手が出せないという方も多いでしょう。
ZEH住宅を建てるためにはどれくらいの費用が必要になるのでしょうか。
*ZEH住宅にかかる費用
ZEH住宅を建てるには、省エネ・創エネ・断熱性の3要素を満たす必要があります。
そのため、断熱材の使用など材料費の面で普通の住宅よりも割高になることは避けられません。
それらを総合して計算してみると、一般的には、ZEH住宅を建てる費用は、普通の住宅を建てる場合よりも300万円ほど高くなると言われています。
住宅を購入する場合、ローンで支払いをするという方がほとんどでしょう。
ということは、300万を普通よりも多く借り入れる必要があるということになります。
そう考えると、少し抵抗を覚える方も多いかもしれません。
しかし実際に、20年〜30年ZEH住宅で生活することを考えると、光熱費などを含めた総費用の面ではZEH住宅の方が安くなります。
そう考えると、ZEH住宅を建てる方がお得ですよね。
*ZEH住宅は補助金がもらえる
光熱費がかからない上、ZEH住宅は、申請をして条件を満たせば補助金がもらえる制度があります。
125万円の補助金が現金でもらえるとのことなので、実際の負担額は150万程度になるのです。
この話を聞くと、ZEHの方がお得に感じてきませんか?
ZEHは確かに普通の住宅よりも建築費用が高くなります。しかし長期的に光熱費がないことを考えると総費用が安くなる上、補助金も支給されます。多少高いローンを組むことになったとしても結果的に安くすむのです。
ZEH住宅をぜひ検討してみてください。