「新しく家を建てたい」
このようにお考えの方に是非知っておいていただきたいのが、助成金についてです。
きっとローンや長年の貯金を使い、人生の一大買い物と考えている方もいるのではないでしょうか。
助成金の条件や金額は地域によって異なるため混乱を招きやすいです。
また同じ長野県でも市町村で細かい条件などは違うので、しっかり確認しておくようにしてください。
今回は松本市で新築を立てようとお考えの方に向けて助成金の種類や条件をご紹介します。
□ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)
経済産業省による助成金制度です。
ZEHとは、一次エネルギー収支がゼロの住宅のことを指します。
太陽光発電で、消費エネルギーと同等のエネルギーを生産できる住宅や、高断熱・高性能設備でエネルギーの消費が最小限である住宅が当てはまります。
つまり、ZEHの対象になるためには太陽光パネルの設置と、断熱・気密性能の基準値をクリアすることが必要になります。
ここの数値は地域によって異なりますが、松本市では断熱・気密性能を指す外皮基準は0.6以下、10kw以上発電可能な太陽光パネルの設置が条件となっています。
加えて、一次エネルギー削減率が20%以上であることと、HEMSの設置も必要です。
こういった基準を満たして、ネット・ゼロ・エネルギーハウス支援事業に依頼して新築住宅を建築すれば、125万円〜145万円の補助を得ることができます。
□地域型住宅グリーン化事業(ゼロエネ)助成金制度
最新の住宅省エネ基準を満たした住宅を新築すると100万円〜215万円の補助を受けられます。
長期優良住宅や認定低炭素住宅の基準を満たせば、100万円の助成金、ゼロエネルギー住宅の基準を時たせば165万円の助成金となります。
さらに県産材を半分以上使用した住宅の場合は20万円が加算、3世代同居住宅の場合は30万円が加算されます
建物流通業者や工務店がグループを作り公募することで、国が採択するという仕組みになっています。
そのため、採択されたグループに属する中小工務店に依頼する必要があることに注意しましょう。
□まとめ
今回は松本市で利用できる新築住宅の助成金についてご紹介しました。
家は買い物の中でも上位を争う、大きな買い物です。
こだわりや助成金の条件をしっかり見比べて最もあなたにあった住宅を見極めてみてください。
助成金ではありませんが、松本市では家屋新築記念樹交付事業と銘打って、市内に新築を建築された方に記念樹の苗木を交付しています。
アカマツ・レンゲツツジ・ハナミズキ・シデコブシ・サルスベリ・チシオカエデ・ヤマボウシ・エゴノキ・ナナカマド・アオダモの中から選ぶことができます。
アカマツとレンゲツツジは市の木と花でもあるので、記念に申請してみてはいかがでしょうか。