現在着工中のお施主様と一緒に模型作りをしました。
木族の家では着工前に全棟必ず、お家の模型を作ります。
実際の大きさの100分の1の大きさの模型です。かなり細かい作業になります。
材料は主にスチレンボードを使います。
これは発泡スチロールの表面に紙が張り付いているもので、厚みが様々あり、壁や屋根、基礎の大きさに応じて厚みの異なるスチレンボードを使います。
これに図面を貼り付け適当な大きさにカットし、のりや瞬間接着剤などを使って組み上げていきます。
まずは模型作りの1番大切なカッターでスチレンボードを切るという作業の練習です。
建築でいう刻み作業です。
お父さんは普段のお仕事でカッターを使う機会があるということで、かなりお上手でした。
カットが終わるといよいよ組み立てです。
建築でいう建前と仕上げ作業になります。
模型作りをやると面白い点があります。
それは模型作りで苦戦する箇所は大工さん等の職人さんにとっても難しいという点です。
真四角で屋根の形状が単純な家は比較的模型作りも家づくりも簡単です。家が凸凹していたり、屋根が何個もあると、中々難しいです。
なのでお施主様が模型作りをすることで、「職人さん達はこういうところが大変なんだ」「大工さんは流石職人さんだな」と感じて頂くキッカケにもなります。
およそ4時間かけて無事完成しました。
流石プラモデル作りなどが得意なご家族。
すまいづくりは幸せづくり。
ものづくりの楽しさを親子で感じて頂けました。
一緒に模型作りさせて頂いたお施主様。本当にありがとうございました。
今後も一緒に楽しい家づくりをしていきましょう。