私にとって、マイホームは「夢のまた夢」でした。職業柄引っ越しが多いこと。夫婦共に長男と長女であり、家を建てる場所に悩んでいたこと。そして、凝り性の私は、雑誌や建築本などを山のように読み、どんどん家の理想が膨らんでいたこと。様々なハウスメーカーさんや工務店さんに足を運んだり、ネットで土地を探したりしても、現実には何も決まらない。夢ばかり膨らんで実現しないもの、それが私にとっての家でした。
しかし2020年に入り、妻が転職を考え始めたことで状況は一転します。急に現実的になってきた家づくり。妻が行ってみたいと誘ったのは「雰囲気が好き」という木族の家さんのオープンハウスでした。この時見た見学会の家は、コンパクトだけど上品で、木の暖かさに溢れていて、そして温かい家でした。格好つけ過ぎていないけど、質が良く、妻は一目ぼれし、私も「建ててもらうなら、こんな家がいい」と感じ、すぐにお願いすることにしました。
私たちが対応していただいた大月社長は、懐の広い方でした。自分が諦めかけていた夢「平屋がいい」、「大きく回遊できる家がいい」、「収納の配置にはこだわりたい」などを恐る恐る伝えると、(「この予算じゃ無理ですね」と言われると思っていたのです。)「できますよ」、「できるように考えてみましょう」と受け入れてくれ、実現してくれました。この後何度も感じることですが、木族の家さんはただ家を建てるだけではなく、本当に私たちの思いに、親身に対応してくれる方達だと感じました。
基礎工事や上棟を身近で見せてもらったり、打ち合わせを重ねたりする中で、木族の家さんの標準の仕様それぞれに、確かなこだわりがあることも知りました。そんなことも知らずに契約したのか、と怒られそうですが、現場が進んでいく中で、教えて頂いたり感心させられたりすることが多く、何度も「木族の家さんにしてよかったなぁ」と思えることは幸せでした。また、現場監督の和田さんは、私があれかこれかと悩んでいるところについて、一緒に悩んでくれました。確かな知識があり、自分の考えもあるのにも関わらず、私のやりたいことも尊重してくれました。社長と同じ、「できるように考えて」くれる方でした。棟梁の岡本さんを始めとした大工さん方は、忙しい工期でお願いしてもらったのにも関わらず、なかなか顔を出せない私にいつも温かく接してくれました。それらの一つ一つに、家づくりに対する確固たる信念と、どこまでも親身になって取り組んでくれる姿を感じ、改めて木族の家さんにお願いして良かったと実感しています。「夢のまた夢のマイホーム」が「まさかの現実」となったこの出会いに感謝でいっぱいです。
この幸せな家づくりに関わってくださった、すべての方に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。そして、これからも末永くよろしくお願いいたします。