今まで私たち家族が住んでいた家は築100年以上の農家住宅で、いわゆる古民家でした。
今は昔のように大家族ではないので使わない部屋がいくつもあり掃除をするのも大変で、床はきしみ柱もいくつか朽ちて雨漏りもし家全体がゆがみ放題歪み冬はすきま風が入り暖房をつけていなければ零度以下になるような状態で、日々不安を感じながら生活をしていました。
時々応急処置的に直したりしてどうにかやっていましたが、2011年6月に起きた長野県中部震災で壁にひびが入り一部床も沈みさすがにこれ以上は限界と感じ、大々的な改築もしくは建て替えをする事を決心しました。
それからは私たち家族の思い「楽に安心して長く暮らせる家」と100年以上ご先祖様が守ってきた家なので少しでもその「面影を受け継ぐ家」を形にしてくれるところを探すことにしました。
色々なメーカーさんや工務店さんを回りその中でいくつかの候補がありましたが、規格が決まっていてなかなかこちらの思うようにいかなかったり、結構高額になったりと頭を抱えている中。木族の家さんに伺ったところ「予算内でご希望に応えることが出来ると思います」と言っていただきそれから見学会にも何度か行き、今まで住んでいた家のような木を基調とした塗り壁の家で長期優良住宅の助成が受けられるという事で長期安心して暮らせる家である事を説明していただき木族の家さんに頼む事に決めました。
ですが施工してもらわないと分からない部分もあり、その時点では一抹の不安がありました。
実際に工事が始まり色んな職人さん達の作業しているところを拝見し、一生懸命まじめにしている姿と棟梁の大竹さんや現場管理である和田さんにその度に説明していただき少しずつ不安が解消され最終的には安心して完成を迎える事ができ工事に関わった皆様に本当に有難く存じます。
それと私個人の考えですが、家も生き物のようなものと思っています。なのでケガをすれば病気もします。そんな時カラダの事であれば、かかりつけ医に行くと思います。家であればかかりつけ住宅医(ホームドクター)に頼むことになる訳です。ですのでこれからも木族の家さんにはわが家のホームドクターとしてよろしくお願い致します。