ecoエアコンシステム
家全体が適温になる
住む人に優しい暖房
エネルギー効率が良く経済的
ecoエアコンシステムとは
一般的なエアコンは扱いやすく住宅設備として適していますが、天井付近に設置するため、足元が暖まりにくい、上からの風が不快などのデメリットがあります。
それに対して、ecoエアコンシステムは「床付近」にエアコンをとりつけ床下から家全体へと暖かい空気を送るため、一般的なエアコンのデメリットはありません。
「床下からで、家が暖まるの?」そんな疑問にお答えします。
「ecoエアコンシステム」は、お客様のために安心の家づくりを行う木族の家と、とても相性のいい暖房方法なのです。
木族の家の断熱仕様と、
エアコンシステムの暖気の流れ
木族の家のecoエアコンシステムは、上記のような概念で構成されています。
冷却時は、エアコンの「開き口」を閉じて、吹出し口を上向きにする事で、冷房が可能です。
❶ 日射
建物の軒を出すことで、夏の暑い日射はカットし、冬の暖かい日射は窓から室内へ。
自然光の取り入れをコントロールします。
❷ 屋根断熱
[ネオマフォーム 60mm]
[アクリアウールα 210mm]
屋根の断熱には「ネオマフォーム(60mm)」を使用。
さらにその下には「アクリアウールα(210mm)」+「気密シート」を付加し、きっちり断熱します。
❸ 壁断熱
[アクリアウールα 105mm]
外張 [ネオマフォーム 30mm]
熱が外に逃げず、室内を回るようにするため、断熱材「アクリアウールα(105mm)」を使用。
さらに、その外側には「ネオマフォーム (30mm)」を付加し断熱性能を向上させています。
❹ 基礎断熱
[ネオマフォーム 90mm・40mm]
[底盤下:カネライトフォームEⅢ 20mm]
[玄関:スタイロエース 20mm・60mm]
基礎の内側外周部にはネオマフォーム、コンクリート部に蓄えた熱を逃さないよう、底盤下部分には「カネライトフォームEⅢ(20mm)」を施工。
さらに、玄関底盤上にも「スタイロエース(60mm)」を打ち込みます。
❺ ガラリ
[暖かい空気の出し口]
エアコン下の「開き口」から床下へ、床下から「ガラリ」を通し、各部屋へ暖かい空気を届けます。
2階の各部屋にもガラリを付け、1階から暖かい空気を送ります。
❻ 吹抜けとシーリングファン
吹抜けを作ることで、空気の通り道を作ります。
シーリングファンで上昇気流を作り、空気を循環させます。
断熱耐性が高いので吹抜けがあっても寒さを感じさせません。
■ 家全体の高断熱化
(UA値=0.34w/㎡k以下)
参考:ゼロエネルギーハウス基準値=0.6w/㎡k以下
■ 家全体の高気密化
(C値=1.0c㎡/㎡以下)
参考:松本市の最低基準=5c㎡/㎡以下
ecoエアコンシステムの効果をアップさせるための5つのポイント
1、建物の基礎のレイアウト(空気の流れをさえぎらない基礎)
2、家中に空気を循環させる間取り
3、シーリングファンなどによる、空気を循環させる設備
4、基礎工事から現場施工レベルの高さ(ホコリが残っている基礎では、室内にホコリが入ってしまうため)
5、ホコリ等の清掃のため、自動お掃除ロボット用のコンセントを設置
これらのポイントを満たしているからこそ、木族の家の住まいではecoエアコンシステムをより快適にご使用いただけるのです。
床下は外気温に左右されにくく、一日中温度が安定している環境です。
床下空間を暖め、家全体に暖かい空気を送り届けるecoエアコンシステムの暖房システムです。
温熱環境
ecoエアコンシステム設置場所周辺の床
ecoエアコンシステム設置場所周辺の床
(サーモ写真)
(サーモ写真)
トイレの吹き出し口(ガラリ)と周辺の床
ecoエアコンシステムの温度設定は25℃を標準としています。
家中の床、つまり足元が18〜21℃と3℃の違いしかないため、無垢板を使っている木族の家は、非常に心地よく信州の冬を過ごす事ができます。
メリットとデメリット
メリット
- 一般的なエアコンと値段は変わらないので、導入コストが安い
- エアコンという効率の良い設備を用いるので、年間光熱費が安い
- 床暖房は使用できるフローリングが限られるが、ecoエアコンシステムでは様々な無垢フローリングが使用可能
- 部屋全体を均一に暖める事ができる
- 基本的に冬期はエアコンを常に稼働。そのため一日中暖かい
- 夏期は冷房として使うことができる(エアコンの「開き口」を閉じ、吹き出し口を上向きにする)
デメリット
- 吹き出し口(ガラリ)を設置しなくてはならない
- 床暖房のように床面に触れたら感じるような暖かさではない
- 気になるようであれば、基礎内を時々掃除する必要がある
設置場所やお手入れの仕方
エアコンと同様のお手入れが必要です。
一般的なエアコンのお手入れと同じく、ご自身でお手入れしていただく事ができます。
フィルターの清掃や数年に1度のクリーニングが必要です。
※設置の工夫によってフィルター清掃のしにくさを解決できます。
※吹き出し口(ガラリ)には、物が落ちないよう、格子などの取り付けが必要です。
※小さなゴミやホコリは落下してしまいますので、定期的に掃除が必要となります。
床下だからと言ってホコリが舞い散るような事はありませんが、気になる場合は床下掃除を行なってください。
ecoエアコンシステムの設置費用
「ガラリ」を付ける費用以外は、普通のエアコンを設置するのと同様の費用です。
床暖房の導入と比べると、導入コストはとても安く済みます。
ランニングコスト
高気密高断熱住宅ですので、基本的に室内の熱は逃げにくいものになります。
1日中稼働させていたとしても、他の暖房を使用する機会は少なくなり、ecoエアコンシステムのみの暖房代になります。
太陽光発電を設置した場合、更にお得になります。
お気軽にご相談ください。
木族の家は高気密高断熱
だからこそ、「ecoエアコンシステム」が活躍します
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