松本市で二世帯住宅を新築したりリフォームをしたりすることを想定されている場合、国からの補助金の交付を受けられる可能性があります。
政府が二世帯で住む家庭を支援するために二世帯住宅の補助金があるのですが、少しでも費用を抑えるために、条件を確認しておくことが必須と言えます。
そこで今回は、二世帯住宅の補助金の特徴や要件などをご紹介します。
単に二世帯で住居を構えるだけでは、交付対象にならないので、支給要件をしっかり確認しておきましょう。
□二世帯住宅で受けられる補助金の種類
政府が現在、二世帯住宅の建築に関して実施している補助事業は大きく分けて2つ、長期優良住宅推進事業と地域型住宅グリーン化促進事業です。
適用要件で大きく異なっているのは、前者はリフォームを行なう場合に適用されるのに対して、後者は新築時に適用が想定されている点です。
次に、それぞれの制度の概要を確認します。
*長期優良住宅推進事業とは
長期優良住宅推進事業は、質の高い住居と子育てしやすい環境を整備するために、既存住宅の性能向上を目的としたリフォーム工事などを政府が一部補助するという制度です。
また、キッチン、浴室や玄関のいずれか2つが複数になるよう増設する三世代同居対応改修工事も対象となります。
ただし、ここで注意しなくてはいけない点が、これらの工事を実施すると同時に、リフォーム後に一定の基準を満たす住宅になっている必要があるという点です。
劣化対策及び耐震性の基準に加え、省エネルギー性、維持管理・更新の容易性、高齢者等対策、可変性いずれかの基準を満たさなくてはなりません。
*地域型住宅グリーン化促進事業とは
これに対して、地域型住宅グリーン化促進事業は、地域社会における木造住宅の生産体制強化と環境への負荷軽減を図るために、2015年から展開されている事業です。
この制度を利用するには、国土交通省で採択を受けた各業者が住居を建築する必要があるため、まずは依頼する先がその対象となっているかを確認しなくてはいけません。
また、地域型住宅グリーン化促進事業という名から、この制度は木造住宅生産体制の充実という政策目的を持っているため、木造住宅だけが助成対象になっています。
主要構造部分には、各業者が定めている地域木材を使用することが条件となります。
さらに適用を受けるためには、先に述べた長期優良住宅か、太陽光パネルの設置や外皮の高断熱化といったゼロエネルギー住宅・認定炭素住宅などの中から、いずれかの条件を満たす必要もあります。
なお、これらの補助金の手続きは業者が行うので、手続きをする手間はありません。
□最後に
今回は、二世帯住宅で受けられる補助金の種類についてご紹介しました。
補助金の特徴や条件、必要書類などをよく確認して業者に相談しましょう。